クリスマスの料理

クリスマスケーキといったら、日本ではクリームたっぷりのショートケーキタイプのケーキとチキンが定番ですよね。しかし、欧米でショートケーキタイプのケーキはほとんど食べられることはありません。

ちなみにイギリスではショートケーキは夏の食べ物なのだそうです。また、チキンではなく七面鳥丸々1羽のローストが食べられます。ここでは本場のクリスマスではどんなものが食べられているのか紹介します。

欧米でクリスマスに食べられているもの

日本のお正月のように、クリスマスの食事の準備は時間がかかります。中には1ヶ月も前から準備が必要な食べ物もあるんです。国によって伝統的に食べられているものは微妙に異なります。様々なクリスマス料理を紹介したいと思います。

イギリスのミンスミートパイ

名前を見るとひき肉のパイだと思いますよね。でもこれはドライフルーツがベースのスイーツで、イギリスではクリスマスまで毎日1個ずつ食べるのだそうです。

フィンランドのヨウルトルットゥ

星型をしたパイで中にジャムが入っています。

ドイツとオランダのシュトーレン

日本でもお馴染みになりつつある菓子パンです。

フランスのブッシュドノエル

フォアグラや生牡蠣などごちそうの後は切り株型のケーキ、ブッシュドノエルが定番です。

日本でも手作りすることができるので、人とは違った本格的なクリスマスにしたい人は、作ってみてはいかがでしょうか?

クリスマスリースを手作り

クリスマスリースは、ドーナツの形をした、玄関に飾られるオーナメントです。

このクリスマスリースクリスマスリースの歴史は意外と浅く、19世紀頃からアメリカを中心として飾られるようになったのだそうです。今ではクリスマスリースはクリスマスには欠かすことができないデコレーションの一つです。クリスマスリースは簡単に作ることができるので、あなたも世界に一つだけのクリスマスリースを作ってみませんか?

クリスマスリースの作り方

まずは材料集めからです。土台となるのは蔓で作られた輪っかです。夏場生い茂るように生える葛の蔓で作ってもよいですし、100円ショップでもリースの土台を購入できます。

公演や里山に行って、杉、もみなどの葉っぱ(針葉樹の葉っぱならなんでもよいです)そのほか松ぼっくりなどを拾ってきましょう。ヒイラギなどはクリスマスになるとお花屋さんでゲットできます。松ぼっくりなども100円ショップやメルカリなどでゲットできますよ。

リースの土台に葉っぱやヒイラギなどを刺すようにしながら配置し、上からリボンで巻いて行きましょう。取り付けにくい松ぼっくりなどはボンドやグルーガンを使います。

クリスマスリースには特に決まりはないので、感性のおもむくままに作ってみてくださいね。

クリスマスデコレーション

クリスマスのデコレーションというと、ツリーやリースなどが思いうかびますよね。でも「ツリーにはいったいどんなものを飾ればよいの?」と実際飾り付けをしようとすると分からなくなってしまう人も少なくないと思います。ここではクリスマスの本場、欧米のデコレーションを紹介します。クリスマスツリーの意味や本場のデコレーションなどを取り入れれば、ちょっと鼻たかだかな気分でクリスマスを迎えられるかもしれませんよ。

クリスマスツリーってそもそも何なの?

日本では意外と知られていませんが、クリスマスツリーは知恵の樹の象徴なのだそうです。知恵の樹は旧約聖書に出てくるアダムとイブのお話に出てきます。りんごは知恵の樹になっていた実の象徴として描かれることがあるので、りんごのオーナメントが飾り付けとしてよく使われます。現代ではりんごの代わりに丸いオーナメントボールを飾ることも多くなってきました。

そのほかにも、キリストの誕生を示したベツレヘムの星にちなんだ星、羊飼いやマリアに予言を伝えた天使なども欧米ではベーシックな飾りです。

聖書に因んだ飾り付けのほかにもキャンディーケインと呼ばれる杖の形をした飴や雪の結晶、本物のクッキーを飾ることもあります。

昔は本物のロウソクが飾られることがありましたが、現代では電飾が飾られるようになりました。

ぜひあなたもクリスマスツリーの飾りつけを楽しんでくださいね。

世界のクリスマス

日本でクリスマスというと「ロマンチックな雰囲気で、恋人たちがデートする

日」「子どもにプレゼントをあげてケーキを食べる」というようなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。ここでは世界ではクリスマスがどのように祝われているのかを紹介します。

世界の人はどうやってクリスマスをすごしているんだろう?

キリスト教徒が多い欧米では、クリスマスは家族で過ごすのが一般的です。雰囲気は異なるものの、日本でいうお正月のような感じです。家族や親戚にクリスマスカードを送りあう習慣があったり、普段は遠方に住んでいる家族もクリスマス休暇を利用して実家に帰ってきたりします。普通の商店やレストランが閉まってしまうことが多くなるので、この時期に日本人が観光に行くのは避けたほうがよいかもしれませんね。

12月23日位までヨーロッパ各地では「クリスマスマーケット」というクリスマス雑貨などを扱うマーケットが広場などに出現します。暗くなってからもお店は空いていて、キラキラ光るクリスマスのデコレーションと可愛らしいクリスマス雑貨がファンタジックな世界をつくりだしてくれます。

逆に日本からも近く、キリスト教徒の人口が少ない台湾では「そういえば今日はクリスマスだったのか」と思うくらい人々の関心が低いです。日本のようなクリスマス商戦はありませんし、クリスマスケーキやチキンを食べるという習慣もありません。